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<会社・職場編>上司や取引先の御香典の金額・相場はいくら?

投稿日:2017年3月22日 更新日:

職場や会社関係の葬儀があるときに、お包みする御香典の金額にお悩みではないでしょうか?

非常に悩ましい問題ですが、これからご紹介する一般的な御香典の相場と、金額を決める上で欠かせないいくつかのポイントを考慮すれば、自ずとお包みする金額は決まります。御香典は葬儀と法事・法要の際にお渡ししますが、今回は葬儀(お通夜・お葬式)についてご紹介します。

ぜひ、ご参考にしてみてください。

そもそも御香典とは?

御香典には死者の御前に備える金品のことで、現代では主に現金のことを指します。もともと御香典には、故人に対する供養の気持ちを表す他に、「突然の弔事の際は、お互いに助け合いましょう」という意味が込められています。

ご家族側からすれば葬儀費用は「突然の大きな出費」ですよね。ご家族を助けることは、故人の供養にも繋がります。御香典には、故人とそのご家族に対するお悔やみの気持ちを添えてお渡ししましょう。

御香典の相場とポイント

一般的に御香典の金額の相場は、ご自身の年齢、故人との関係性によって変わります。まずは下記の表で、一般的な相場をご確認ください。

お相手 ご自身
立場 故人 20代 30代 40代以上
社長 本人 ¥5,000 ¥5,000〜¥10,000 ¥10,000〜
家族 ¥3,000〜¥5,000 ¥3,000〜¥10,000 ¥5,000〜¥10,000
上司 本人 ¥5,000 ¥5,000〜¥10,000 ¥10,000〜
家族 ¥3,000〜¥5,000 ¥3,000〜¥10,000 ¥5,000〜¥10,000
同僚・部下 本人 ¥5,000 ¥5,000〜¥10,000 ¥10,000〜
家族 ¥3,000〜¥5,000 ¥3,000〜¥10,000 ¥3,000〜¥10,000
取引先社長 本人 ¥5,000〜¥10,000 ¥5,000〜¥10,000 ¥10,000〜¥30,000
家族 ¥5,000 ¥5,000 ¥10,000
取引先担当者 本人 ¥5,000 ¥5,000 ¥10,000
家族 ¥5,000 ¥5,000 ¥10,000

お相手との関係の深さ

お相手の方に、どれだけお世話になっている(なっていた)かによって金額は変わります。上記の表を参考にして、ご自身のお気持ちをプラスアルファすることは一向にかまいません。逆に金額を少なくすることだけはやめましょう。

他部署の方、または過去お世話になった方

お相手の方が現在他部署の方、または他部署に異動になった方の場合は、難しいところです。こちらは参列自体をするかしないか、ご自身の会社の慣習によって異なります。金額は上記の表が一般的ですが、職場の上司や周りの方と相談した方が良いでしょう。

過去に頂いた御香典の金額

もし、ご自身が過去にご家族の葬儀をされたことがあり、お相手の方またはそのご家族の方から御香典を頂いていた場合は、その時の金額も考慮しましょう。分からなければご家族にも相談し、頂いた金額とお渡しする金額がアンバランスにならないよう注意が必要です。

会社の連名でお渡しする場合

会社であれば、連名で御香典をお渡しすることもよくあります。金額は上記の表が相場ですが、一人当たりは¥1,000〜¥2,000と負担にならない金額を包むことが多いです。

社葬の場合

会社の社長が亡くなった場合などは社葬になることも多いようです。その際の葬儀費用は会社負担となりますので、社員は御香典不要が一般的ですが、会社の総務からの連絡を待つか、こちらから問い合わせしてみてもよいかもしれません。

御香典に関する注意点

注意点1. 喪主側のご事情

喪主側が、葬儀にかかる費用の中で、参列者の数によって変動するものには、返戻費用(会葬御礼・香典返し)飲食費用(お通夜・火葬中・葬儀後)があります。参列者からの御香典は、少なくともこの費用以上はお渡しすることがマナーとなります。一般的に一人当たり¥3,000と考えられています。

注意点2. お渡しする方法

不祝儀袋(御香典袋)に現金を入れ、それを「ふくさ」に包んでお渡しします。不祝儀袋の表書きには「仏式」「神式」「キリスト式」で書き方が異なります。宗教・宗派が分からない場合は、「御霊前」と書けば大抵の宗教に使えます。(キリスト教プロテスタントに御霊前は使いません)

  • 仏式:表書き「御御香典」「御香料」「御仏前」
  • 神式:表書き「御玉串料」「御榊料」「御神前」
  • キリスト式:表書き「御花料」「御ミサ料」

御香典袋1 御香典袋2

注意点3. お渡しするタイミング

お通夜か葬儀のどちらかで、受付の記帳の際に一緒にお渡ししましょう。

注意点4. お渡しする紙幣

ご祝儀は新札ですが、御香典は古いお札をお渡しするのがマナーです。(新札では、まるでご不幸を見越して用意していたかのようだとされるため)新札しか用意できなかったときは、折り目をつけてお渡しすれば大丈夫です。

ただし、汚れ・破れ・シワだらけのお札は失礼なので気をつけましょう。

また、「4」「9」はを含む金額は避けましょう。「4」は「死」、「9」は「苦」を連想するためです。

最後に

御香典と言っても目安はありますが、あくまでもご自身の年齢とお相手との関係、またお相手に対するお悔やみのお気持ちで金額を包むものです。そして、ご遺族との今後の人間関係も考慮することもとても大切なのです。

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